●こんばんは！初めて最初から最後まで見た怖い映画がテレビでやっていた「エルム街の悪夢」の１作目だったＣＨＩＳＡです。お留守番をしている時、居間のテレビでドキドキしながら見ました。
●今週は「ジェーンドゥの解剖」か「オーディション」を見ようかな……と思っていましたが、最近暗いニュースばかりが目に入り、楽しくなるような、いかにも娯楽映画！！っていう映画を見たい！そういえば今月の１３日は金曜日だったけど、わたしはジェイソンよりもだんぜんフレディ派！という事で「フレディＶＳジェイソン」を見ました。「フレディＶＳジェイソン」は２００３年の公開で、監督は「チャイルド・プレイ４　チャッキーの花嫁」のロニー・ユー。大！大！大人気シリーズ「エルム街の悪夢」のフレディ・クルーガーと「１３日の金曜日」のジェイソン・ボーヒーズの２大ホラーヒーローによるクロスオーバー作品で、存在を忘れ去られた事で力を失っていたフレディ・クルーガーが、ジェイソンを利用してエルム街の人々を恐怖に陥れる事で自分の存在を思い出させ、力を取り戻していく……というストーリーです。メインの登場人物はフレディとジェイソン、そしてエルム街の高校生たちです。
●さみしい事に最近はテレビでも放映しなくなった気がするので、簡単に彼らを説明いたします。フレディ・クルーガーは「エルム街の悪夢」に出て来る殺人鬼。CHISAが一番好きなホラーヒーローです（人間では）💛
●武器は右手にはめられた鉄の鉤爪で、彼に夢の中で傷を付けられると、現実でも同じ傷を負ってしまいます。風貌は黒い中折れ帽にクリスマスカラーのしましまセーター。元々は連続児童殺害事件の犯人で精神鑑定によって無罪放免になるもエルム街の大人たちに家に火をつけられ殺された過去があるので、顔は焼けただれています。夢の中の世界はフレディの思うがままなので、バラエティに富んだ殺戮方法が特徴です。演じているのはロバート・イングランド（リメイク版以外）かっこよくて、セクシーで、時々するおちゃめな表情も素敵です💛
●ジェイソン・ボーヒーズは「１３日の金曜日」に出て来る殺人鬼（１作目以外は。……あと５作目もでしたっけ？）。フレディと違いクリスタル・レイクからニューヨーク、さらには宇宙！と活躍の場が広いです。わたしは宇宙の話が好き。大きな体に強い力、顔は布袋やホッケーマスクで隠れています。武器は鉈が多いです。いじめられっ子だったジェイソンは、クリスタル・レイクのキャンプに参加した時に湖に突き落とされて溺れ、行方不明になってしまいます。そして奇跡の復活を遂げ、クリスタル・レイクに訪れる若者たちを襲うようになります。不死身の肉体で、切りつけられても、湖に沈められても、粉々にされても（そんなぁ！）復活するのが特徴です。
●前半の舞台はエルム街。大人たちはフレディから子供たちを守るために、箝口令をしき、フレディの存在に少しでも触れた子供たちは夢を抑制させる薬を飲ませ、精神病院に幽閉します。子供たちは彼の夢を見なくなり、存在を封印されていました。過去をもんもんと回想するフレディ。回想が過去の名シーン再現で嬉しくなります（ジョニーデップがベッドに引きずりこまれるあのシーンや、フレディがテレビになるシーンなど、懐かしい💛）。彼はジェイソンを利用してエルム街に恐怖を蘇らせる事を思いつきます。クリスタルレイクで眠りについているジェイソンの夢に入り込み、裸で湖を泳ぐ女と母親の幻影を見せてジェイソンを目覚めさせます。この裸で桟橋を走って湖に飛び込んで、最終的にはジェイソンの鉈の犠牲になる感じがいかにも１３日の金曜日で嬉しいです。ここでもテンションは上がるばかりです。
●場面は変わりエルム街の１４２８番地（１作目に出ていたナンシーの家ですね）。父親の留守を利用して、主人公のローリは友人たちとパーティをしています。４年前に行方不明になった初恋のウィルが忘れられないローリに友人のキーアとギブがブレイクという男性を紹介します。乗り気じゃないローリ。そこへギブの恋人のトレイが登場し、ギブを２階のベッドに誘います。このトレイがイヤな奴です。煙草臭いとキスをせず、２階へ誘う様子も横柄です。行為が終わった後も「終わった後触るな」だって！なんて奴でしょう！でも「性行為をする若者」と「イヤな奴」がいるところにはジェイソンありです。シャワールームへと消えたギブと入れ違いに入ってきたのはもちろん…！期待通りの展開に、思わず「やっておしまい！」となります。楽しい💛
●後半から終盤にかけてはフレディとジェイソンの一騎打ちです。夢の中では不死身のフレディと、何をしても死なないジェイソンの肉弾戦はどっかんどっかんとプロレスのよう！「いい加減に死ね」とあきれ顔のフレディ、淡々と立ち上がるジェイソン、ミサイルのように飛んでくるガスボンベ、仲良くふっとぶ（本当にふっとんでる！）２人……。だんだんコントみたいになってきます。彼らの戦いのとばっちりで仲間を失ったりしながらも、ローリは負けてはいません。もう逃げようよ……と促すウィルに「奴の死を見届けるまで動かない！！」と鬼の様に叫ぶローリ、あるシーンで両手に燃え盛るたいまつを持ちながら、すさまじい形相で走るローリ。ラストのセリフなんてもう…！エルム街のヒロインは強いです。
●もう「こういうのが見たかった」というシーンがこれでもかと詰め込まれています。ジェイソンは愛らしく、ヒロインたちも美人で、ゴアシーンも華やかで、フレディは相変わらずセクシーで素敵。鉄の爪がヒロインの肌を撫でる所なんてぞくぞくします💛見て良かった！