055:やる気の神様は移り気なんだね

あれはなんだったんだろう。今年初めてではなかろうか。6月11日の朝、おいら、やる気に満ちていたのです。
よっしゃ、出す出すと言って1ページも書いていないあの本を出すぞ。1日原稿用紙12枚ペースで書いたら8月には出せるぞ。むふふ。そうと決めたらぼやぼやしてられないぞ。ってんで、判型を決め、表紙や帯や本文の用紙を選び、頁数と本の厚さを決めて、本文のフォーマットを考えて、すぐに印刷屋に連絡をして見積もりを出させて、必要な資料をリストアップして・・・と、どうよ、おれ。やる時はやるもんねってスピード感でやんややんやと動き出して、これはきっと、やる気の神様が降臨したからに違いないぞと希望に満ち溢れていたのに、翌日、20万円入りの財布を落としたからかな。たった1日で、やる気ゼロのいつものダメ男に戻ってしまったのでした。めでたし、めでたし。
やる気ゼロといっても、やらにゃいかんことはいっぱいあるわけで、ああ20万円稼ぐのに本を何冊売ればいいんだろう、はぁ・・・とため息をつきながらも、ビッグコミックオリジナル用(もうそろそろ発売されるんじゃないのかな)にジョージ秋山さんの追悼を書いたし、来月発売予定のフリースタイル用に角川春樹さんとの思い出のことを書いたよ。どちらも、枯れ果てたやる気を無理やり絞り出して書いたので自信はちっともないけど、機会があったら読んでおくれよ。
さてと、1日原稿用紙12枚の予定がもう3日さぼって36枚分の借金ができてしまったので、頑張るとするよ。やる気ゼロでも締め切りに間に合わせるのがプロだからね。と、その前に今週も動画を一本。我が家に遊びにきた野鳥シリーズ。シメくんです。立派なアゴヒゲと細いサングラスが男前でしょ。ラッツ&スター系っていうのかいな。そうそう、「Tシャツに口紅」って、めちゃめちゃメロディラインがいいと思ったら大瀧詠一だったんだね。機会があったら、今度唄ってあげるよ。んじゃね、アデュー、アデュー。