●あざらしさん、ぶぶまるさん、お元気ですか。春らしく暖かくなってきましたね。
●今回聞いていただきたく思ったのは、まだ雪が少し残る頃に旭川のＴ砂温泉に行った時の出来事です。
●Ｔ砂温泉は一歩足を踏み込んだ瞬間から昭和な空間が広がっていました。
●ロビーの正面には大きな木彫りの鷲と大きな壺、恵比寿さまのオブジェが……。奥には少しくたびれた仙人と天女の顔はめ看板。何故か温泉オリジナルのTシャツを着たアイドルの写真も飾られています。昭和のスターに似せてカスタムしたフィギアも飾られています。古びた造花を手に持った木彫りの観音さまや、古い革張りのソファが置かれている客室に続く薄暗い廊下も怪しくて素敵でした。
●風情のある和室で彼氏とたっぷりとくっついた後に、ちょっとお出かけをして、またお風呂に入って…。彼氏とくっついた後にお風呂に入ると、せっかく体に付いた色んな匂いが洗い流されちゃうから少し寂しいけれど、お泊りの時は一緒に寝て相手の匂いに包まれるから嬉しいですね。
●満たされた気持ちで翌朝お風呂に入りました。まだ早い時間なので他にお客さんはいなくて貸しきり状態です。露天風呂で大声で歌って、すっかり気持ち良くなり、さああがろうか、と思った時、お風呂場の奥にあるドアと「プールには裸で入らないでください」「男の人が入ってきたときは従業員にお知らせください」という貼り紙が目に入りました。
●男湯と女湯の真ん中にプールがあるのかな？　女湯も人がいなかったし、この時間ならきっと誰もいないだろうと思って、ちょっとだけプールを覗いて見てみる事にしました。
●裸のままそっとドアを開けると、奥の方にプールが見えました。懐かしい感じの滑り台もついています。小さい頃に来たら、きっとすごく嬉しかっただろうなぁと思いながら滑り台の方に歩いて行くと、不思議なことに湯船らしきものもいくつか見えました。
●あれ？変なの、と思っていると、湯船の中でくつろいでいるおじさんが見えました。
●あれれ？　ひょっとして、プールは男湯の中にあるの？？
●幸いおじさんは目を閉じていて、わたしには気付いていない様子です。恥ずかしさで縮こまりながら、おじさんに気付かれないうちに、そーっと女湯に戻りました。
●あとから聞いたら、やはりあそこは男湯だったようです。人が少ない時間帯で良かったぁ、とほっとすると同時にどきどきしちゃいました。
●あざらしさん、これからもHPの更新を楽しみにしています。ぶぶまるさんも季節の変わり目で体調を崩しがちですのでお体に気をつけてくださいね。
●さあ、あなたも旅先での秘密の話を送ってみませんか?
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