002:史上最大の道くさ大作戦byフジイ隊長

まいど、フジイ隊長でございます。
 ついにホームページが開設されたんですね。おめでとうございます。
 ときどき旅やメシの話など書かせていただきますのでよろしくお願いいたします。
旅とは何ぞや?
 名伯楽が多々の明言を残されておられますが、フジイにとって「旅は道草」なのでございます。本業があまりに忙しく、カチッと日程を構えて旅行に出ることができないため、仕事先での道草寄り道回り道こそが旅なのでありますな。
 なんたってクルマで年間5万キロとか走るんで全道くまなく走り回るし、飛行機も年間100回以上乗るもんだから、全道全国道草食い放題なわけなのです。
 ちょいと足を伸ばす。ガキの頃からこのクセは治りません。
 「道草食ってんじゃねえ!」誉め言葉にしか聞こえません。
今までで最大の道草はどんなんかっていうと、とある土曜日の午後、大阪なんばで仕事を終えて、次の予定は月曜朝イチに長野市で商談。大阪から長野へ移動で中一日フリーな状態。さあ、東京周りの太平洋ルートか、金沢周りの日本海ル ートか、名古屋から中山道の飛騨路ルートか。どこを取っても美味しい三択です。
 どのルートにしようかなーとニヤニヤしながら、なんばの書店で旅行誌を物色してると、目に入ったのは沖縄離島情報。おお?おお!ここは大阪なんば。南海電車に乗るとあっという間に関西空港。とりあえず特急ラピートに乗り込みました。
 鉄仮面ラピートの中で関空〜那覇の飛行機を予約、那覇のホテルを予約。今回の道草は沖縄に決定!したのでございます。
何にも考えず取りあえず一人で飛んできた那覇空港。観光案内でパンフレットをゲットしてタクシーに乗りました。
 「運転手さん、なんも考えないで沖縄に来たんだけどどうしたらいい?」
 「それじゃボクと飲みに行きますか、もうすぐ仕事終わるから」
 「 やった、ありがとう!めっちゃうれしいわ」
 連れて行ってもらったのは何とか食堂。沖縄のひらがなって覚えられません。
 その食堂は地元のオジイやオバアが飲んで歌って踊っていて、夜になれば完全な居酒屋状態。観光客はあまり来ないようで大歓迎されて感動感動。慣れない泡盛ですぐに出来上がってしまいました。フーチャンプルーがとにかく美味かったなあ。
 そしたら、そこにいたお兄ちゃんが与那国出身だという。与那国島は日本最西端の島、ぜひぜひ行ってみてくださいという。どれどれ、スマホで見てみると、日本最西端、与那国馬、Drコトー診療所、クバ餅、海底遺跡。
 あれ。JAL7時の便で行くと11時の便で帰って来れるんじゃね。現地滞在3時間弱。行っちゃえーってんで日本最西端に道草決定したのでした。
日曜の朝6時に起きて7時の便で与那国へ。レンタカー屋に飛び込んで車を借りて住所や名前を書いてると、「あらー、札幌から来たの。私の知り合いが札幌でお店やってるのよ、トニーってんだけど」
 「ええー!おとといトニーさんトコで飲んでたよオレ」
 与那国でもいい人と知り合いになれてなんだかとっても嬉しい道草。
 ひとしきり与那国を走り回り、11時の便で那覇に帰り、乗り換えて羽田に飛び、夜の新幹線で長野に向かいホテルにチェックイン。
 ほらね、ちゃんと月曜朝イチの長野の商談に間に合ったでしょ。
大阪から長野に行くのに与那国島で道草食ってた。これがフジイ最大の道草なのでございます。
 こんなくだらない話を時々書かせていただきますので皆様、これからもよろしくお願いいたします。それでわ。