054:スタンプラリーの旅byシンリン

春先から始まったコロナ禍での外出自粛・・・。GWも夏休みも海外旅行へは行けないし、飛行機を乗り継いで九州や沖縄も行きづらい雰囲気。ということで9月上旬に遅い夏休みを取り、2003年から大事に乗っている250CCの愛車で、十数年ぶりぐらいに道東ツーリングに行ってきました。
コースは上富良野、白滝、佐呂間、知床峠、尾岱沼、納沙布岬、霧多布、大樹、新冠、苫小牧などです。とはいっても、道内はもう何度も走っていて、ただ普通に走ってもしょうがない感じがしたので、何でもいいから適当なテーマがあったほうがいいかなと思い、今回は今年の7月から来年3月までの期間限定でNEXCO東日本が主催している「北海道スマホスタンプラリー」というものに参加しながら走ることにしました(https://webcp.jp/n-hokkaidostamprally/)。
このスタンプラリーはGPSを用いたデジタルなものですね。NEXCO東日本が選定した全道の観光場所300か所のスタンプ設定場所に行くと、スマホのGPSが反応して、スマホ上にその場所のスタンプが出現したらGETボタンを押す、という方法で集めていきます。集めたスタンプはスマホ上にズラリと表示されるのであとから見返すこともできます。
このようにして集めたスタンプの個数に応じて景品の抽選に応募することができ、参加から抽選応募まですべてスマホ一台で完結します。全道の道の駅にはもちろんスタンプが設定されていますが、それ以外にも、例えば美瑛の青い池や稚内港の北防波堤ドーム、広尾町のサンタランド、道内の各空港などいろいろなところにスタンプが設定されています。
集まった個数は多ければ多いほど豪華?な景品抽選に応募できるのですが、さすがNEXCO東日本が主催しているだけあって、「観光場所」と言えるのか疑問に思ってしまう高速道路上のすべてのPA、SAにもスタンプが設定されています。それらだけを集めても抽選に応募できるようになっているのはお手軽でいいかもしれません。
今回のツーリングではスタンプ欲しさに「オホーツク紋別空港」「女満別空港」「中標津空港」「釧路空港」「帯広空港」をすべてバイクで回るというヘンテコルートな走り方もしました。飛行機は全く利用しないけど空港にバイクで行く、というのは初めての経験で、それはそれで楽しかったですし、スタンプを求めて未知の道路で何度も迷子になったのもいい思い出になりました。
また数十年ぶりに訪れた納沙布岬では微笑む「あざらし」のイラストとともに「返せ北方領土」と書かれた旗をもらったので、旅の後半ではそれを荷物にくくり付け、パタパタさせながら走っていました。特に何か政治的な主義主張をアピールする意図はありませんが、今年は○クレンスタンドでライダー向けの旗の販売をしなかったので、後ろの荷物がちょっと寂しかったのもありました。
ツーリングの宿泊は、とほ宿と一般的な民宿を使いました。コロナのおかげ?というわけではありませんが、いくつかのとほ宿ではどうみん割や市町村独自の割引制度が使え、個室利用で二食付き3000円といった破格の値段で利用できたのはラッキーでしたし、いろいろな人と旅の話で盛り上がれるのはとほ宿ならではの楽しみでもありました。ちょうど、サロマ湖のとほ宿では朝日新聞の記者が取材に訪れていたので、そのうち新聞に載ったりして・・・。《10月4日付朝刊に掲載されていたけど、残念ながらシンリンちゃんは写ってなかったです:編集注》
今回のツーリングでGETできたスタンプは56個でした。このスタンプラリーは来年3月末までやっていますし、12月1日以降にならないとスタンプが出現しない場所もありますので、もし暇を持て余していましたらお出かけついでに楽しんでみてはいかがでしょうか。もちろん、抽選に応募しても当選しない確率のほうが高いことは言うまでもありませんが・・・。