073:そんなタイミングでそんなことが起きるんだね

ども、あざらしです。連休してる?
おいらは納品とか発送が一段落したので、毎日ひたすら事務所と倉庫の引っ越し中。大量の本を運んだり、本棚を作りまくったり、ボロ事務所の手直しをしたりして楽しんでるよ。この連休が終わるころには誰かが遊びにきても恥ずかしくない事務所兼倉庫になっているはずさ。
今回は「白木哲朗のエッセイ100番勝負」も復活したので、2コンテンツです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と、誰かが言っていたのを聞いた時はピンとこなかったけど、憲法記念日に、気持ち悪いアンケート結果が報じられているのを見た時、ああそういうことだったのか、と、初めて腑に落ちた。「近頃の国際情勢は・・・」などとぬかしている、己の経験という浅薄な時間軸で日本を語っているような愚か者は何も歴史から学んでいないんだなって。こんな安っぽいご時世だからこそ骨太の時評を書きたいよ、おれは。とんとご無沙汰だけどさ。この国には今ありふれたことを言わないひねくれ者が必要でしょ。
なんてことをのんびりと語っている場合ではなかったのだ。大変、大変、大変ざますのよ奥様。というご報告をひとつふたつみっつ。
まず、ひとつめ。のんびり出版社海豹舎が運営する通販サイト「いい旅書房」がシステムエラーで使えなくなってしまったのです。
新刊もできたし、いい旅書房にアップしよう、と思ったら、うまくできなかったので、ちょっとしたエラーだと思って、軽い気持ちで飯野くんに修理を依頼したら、「ぼくの手に負えないエラーが発生しているので、そう簡単に修理はできません。最初から全部作り直した方が早いです。早いといっても仕事の合間にやるので一か月以上かかりますけど・・・」という返事がきたのだよ。ぶひーっ。
よりによって新刊が出たタイミングで自社サイトで売れない、というだけでも痛いのに、クレジットカードの決済機能もダウンしたので、既刊本も一切販売できないんですと。
ということはアレなのだよ。久々に毎週金曜日に更新すると宣言した、このホームページの存亡にもかかわることなのだよ。いい旅書房の販売利益で運営しているサイトだからさ。なんというタイミングの悪さだべ。
そんな事情なので、いつも、いい旅書房で新刊を購入してくれているみんな、今回はお近くの書店とかweb書店のhontoで買っておくんなまし。売り逃すって、こういうことなのねん。痛いなぁ。
ふたつめは、いい旅18の校正ミスのご指摘。「火山があるから温泉があるのだ」を連載している鎌田浩毅さんから、原稿では《地下のプレート(岩板)運動は・・・》となっていたのに、印刷では《地下のプレート(岩盤)運動は・・・》となっています、との指摘がありまして、全くその通り。こちらの校正ミスでした。
地学ではプレートを「岩板」と書き、浅い地下の岩石を「岩盤」と分けて書くのですね。「もし可能でしたら次号で訂正を入れていただけましたら嬉しいです」とのことなので、まずはホームページで正誤訂正を記すとします。大変失礼いたしました。ちなみに鎌田浩毅さんのホームページはhttp://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/resilience/~kamata/
なので、のぞいてみてねん。
みっつめは・・・次回にするよ。ここまで長かったからね。目が疲れちゃった。
あと、約束していた温泉動画。先週の動画はどこの温泉かわかったかな?
今回も同じ温泉なんだけど、別にクイズじゃないから答えを送らなくてもいいからね。でも、あざらしに何かメッセージがある人はInfo_iitabi@iitabi.biz にどーぞ。楽しみに待ってるよ。