049:これって、そういうつもりじゃなかったんだけど・・・

ええええーーーーっ。嘘でしょ。いやいや、ないないないない。違います。ご勘弁を。と、己の携帯電話に向かって気色ばみながら叫んでしまったよ。というのは、敬愛する亀和田武さんからの留守番電話なんだけどさ、そのままラジオ番組ができそうなさわやかで知的な声で「こちらは変わりなくやっています。北海道はどうですか? ところで、ブログ、読んでますよ」と吹き込まれていたからで、いやいやいやいや、ブログなんて書いてませんから、そんなこっぱずかしいこと死んでもしませんから、これはホームページを読みに来てくれた読者ちゃんたちへの「あざらしからのお知らせ」、私信みたいなもので、ブログではないのですよ。ブログだったら、知事からの営業自粛要請に反して営業している飲食店や娯楽施設が、魔女狩りのようにマスコミやSNSに標的にされて吊し上げられているけど、それってどうなんだろ。本来、自粛は自発的な行動であって、上から要請されてするものじゃないでしょ。「自粛を要請する」のって、解雇せずに自主退職をうながす小賢しい企業みたいな話で、完全な政治家の職務怠慢。営業をやめてほしけりゃ知事の責任で「営業禁止令」を発布すべきじゃないの。修羅場なんだから腹をくくれよ。なんて持論をサービス精神を交えて発信するのを避けてきたのはこれはブログじゃなくて、あざらしからみんなへのサービス精神ゼロの事務的なお知らせだからなのでありんすよ。もう・・・。亀和田武さんとあざらしはブログなんて死んでも書かないと誓い合った仲なのです。
というわけで、事務的なお知らせをひとつ。今回はコロナ自粛中のゴールデンウィークをおいらなりにささやかに応援するぜ週間ということで、本当だと4コンテンツぐらいしか更新したくないところをサービス精神を発揮して8コンテンツ更新したので、お愉しみあれ。動画も全部で4本用意したからね。いつもは平均すると4分ぐらいしか滞在してもらえないんだけど、もうちょっと楽しめるようにしたつもりであります。
今回更新したコンテンツの中で注目してほしいのは工藤正樹の漫画なのだよ。なんと、今回初めてカラーで描いてくれたのです。これが、いいんだ。モノクロの線もいいけど、色がつくと世界観がぐっと広がるんだよなぁ。是非、読んでみて。そして、気に入ってくれたら、工藤正樹の個人本「ロボ太リターンズ」、500円なので、買ってみてね。
最後に、今回も動画をひとつ。乗り物じゃなくて、久しぶりに鳥です。野鳥じゃなくて、我が家の放し飼い文鳥ね。9歳のぷうしゅくん。実はもうほとんど飛べなくなってしまったんよ。高齢だからね。ほかの文鳥たちはみんなシュッとしているのに、ひとりだけフワフワというかボロボロというか可愛いんだ。おいら、毎日あきもせずに放し飼い文鳥たちの写真や動画ばかり撮影しているよ。こうして原稿を書いている書斎のベランダにはカワラヒワとシメとヤマガラがかわりばんこに遊びにきてはヒマワリの種を食べているし、鳥って可愛いんだよなぁ。つうか、鳥になりたいよ。リドリー・スコット監督の「バード」。ベトナム戦争の帰還兵をテーマにした青春映画なんだけど、冒頭、鳥の目線でカメラが動くんだ。ドローンやCGなんてなかった時代に。そして、観客全員の予想を見事に裏切るラストシーン。30年以上前に一度観ただけの映画だけど、あと、思い出してしまったよ。じゃあね。バイビー。