●休みの日。朝起きると風邪っぽかったので、不安になりながら体温を測ると
36.5度。見事に平熱だったので一安心して二度寝しました。
昨日インフル疑惑の子と一日一緒にいたので、まさか風邪は引いていないよなと体調チェックをしたのですが、自分でも呆れるくらい頭の中身以外は健康だったので、今日は明るいうちから缶ビールを飲むことはせず、かといって自炊をする気も起きない不健康さで、歩いても20分ぐらいの真駒内のラーメン屋さんに車で行きました。
しょう油ラーメンと小ライスを食べて、このまま家に帰ったらだめだと思って
川沿いを大回りして家に帰ろうと思いました。
ユーミンのアルバムを聴いていて、青春のリグレットで泣きそうになったので、このまままっすぐ帰るのはだめだと思いコーチャンフォーに寄りました。
いい旅研究室17が3か所も平積みにされているのを見て、このままじゃいけないと思い家に帰って洗濯をして掃除機をかけてパソコンに向かいました。
夕方ごろにあざらし先生からメールが来て、書店で並んでいるいい旅17の写真を見せてくれたので、コーチャンフォーで見たことを返信すると、写真に撮って送ってと言おうと思ってたんだったと言うようなことが返って来たので、あとでもういちどコーチャンフォーに行こうと思い、またパソコンに向かいましたが、すぐ飽きたのでコーチャンフォーに行きました。
いい旅17の写真を撮って記念に一冊買って、ついでにムー2月号を買ってまだお腹は減ってなかったのですが、このままでは夜お腹が減った時に困ると思いミスドに寄りました。ミスドで頼むものはいつもハニーチュロを2つか3つなのですが、そもそもミスドに来るのは何年ぶりかなと思い、今日は違うものを食べようと思いました。
持ち帰りでハニーチュロをひとつと、しょっぱいのはこの辺だけですか?というぼくに、愛想よく「そうですねー」と言う女子大生風の店員さんにフランクパイを頼みました。ぼーっとしているとホットドッグのポップがあったので、あっ!と言ってしまったぼくに女子大生風の店員さんは「どうかしましたか」と言いました。
すぐ、あっ!と言ってしまうのはぼくのかっこ悪いくせなんだよな、と思いながら、あっ、ホットドッグもあったんだなぁと思って…と言うと、「作りますか」と言ってくれたので今度にすると言ってお断りをしました。
めんどくさい客と思われたくないので、ちなみに…と前置きした上で、ホットドッグって時間がかかるものですか?と聞いたら、意外とドライに、しかし愛想よく「温めるだけなんですぐできます」と言った女子大生風の店員さんは、なんだか違う場所で自然に会話するような関係で出会っていたらぼくのことをきっとかまってくれただろうなと思わせる笑顔を振りまいてくれました。
そんなことはないってわかっているけれど、誰とも話すことなく終わる一日はいやだったので、頭の中で不健康にそんなことを考えてお茶を濁していたのです。
いい旅17とムー2月号が入った袋に一緒に入れてくださいとレジ袋を断るぼくに「えっ、ほんとうにいいんですか」と言いながら女子大生風の店員はドーナツを入れてくれました。ドーナツを頼んで持ち帰るだけで、うろたえたりあっ、とか言うぼくが心配になったのか、「家で食べる時チンしたらもっとおいしいですよ。今度はホットドッグ食べてくださいね」と言ってくれたので、少し嬉しくなったけれど、もう二度と会うことはないだろうし、ぼくに気があるわけではなく(当たり前だ)
困ってそうな人をほっとけない優しい心の人なんだろう、ぼくみたいな人格破綻者にかまうことなく、愛想を世の中に振りまいておくれ。と思いながらも、今日はもう満足という気持ちで、歩いてすぐの家に帰りました。
帰ってまたパソコンに向かい、風呂に入って、もう一度洗濯をして明日の準備をして寝ました。身体はいたって健康でしたが、不健康な精神状態の休日でした。