003:旭川O温泉ホテルの思い出byひなこ

あざらしさん、ぶぶまるさん、数年前に旭川に泊まった時のドキドキした思い出を聞いてください。
Oというスーパー銭湯と宿泊施設をくっつけたような温泉ホテルに着いたのは、もう日付が変わるか変わらないかというくらいの遅い時間帯でした。
寝る前にお風呂に入ろうと思って脱衣所で服を脱いでいると、常連らしきおばちゃんが「あと20分くらいで男の人が掃除に来るよ!」と教えてくれたので、あたふたとお風呂にはいり、何とか清掃の人が来る前に上がることができました。
髪を乾かし、脱衣所を見渡してみると、最初に入ってきた入口の他にもうひとつ扉があります。なんの扉だろう?
一緒に泊まっている彼氏はまだお風呂に入っているので、せっかくだからプチ探検をしてみる事にしました。扉の先の階段をあがると休憩室のような所と仮眠スペースがあります。
まずは休憩室に行ってみると、薄暗く広い空間には誰もいなくて、有線放送で小さく初期のももクロが流れていました。壁際にずらりと並んだ漫画本の背表紙を何となく眺めていましたが、なんだか誰もいないはずなのに床がみしみしと鳴っているような気がして、そそくさと仮眠スペースに移動しました。
広い雑魚寝用の仮眠スペースと、カーテンがひかれた女性専用のスペースが、通路をはさんで向い合わせになっています。広い方を覗いてみると、思いのほか沢山の人たちが市場に並べられたお魚みたいにごろごろと横になっています。
続いて、女性用のスペースのカーテンをめくった瞬間、固まってしまいました。
カーテンの向こうでは上半身裸の男女が仲良く並んで寝ているではないですか!
見てはいけないものを見てしまった気がしたのと、たくさん人がいるのにみんな寝静まっているのが、なんだか怖くなって慌てて部屋にもどりました。
この出来事から半年ほどたった頃、またOに泊まりに行きました。この日は早めに着いたので、のんびりとお風呂にはいれて大満足でした。
今度はちゃんと観察しよう!あわよくば後で彼氏とここでいちゃいちゃしたいな……と思いながら仮眠室を訪れると、あのカーテンのスペースは無くなっていました。ちょっと残念です。
ちなみに、次の日の朝もお風呂に入ったのですが、お風呂からあがると脱衣カゴからわたしのパンツだけ無くなっていました。仕方がないので下着をつけずに帰ったのですが、スカートだったので下半身がスースーして恥ずかしかったです。
Oで見た裸の男女のことや、消えたパンツの行方を今でも時々考えてしまいます。また機会あればOに行きたいなと思います。HPの更新を今後とも楽しみにしています。まだまだ寒い日が続きますので、風邪などひかれないようご自愛くださいませ。
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