025:コスプレ大好きchisaの映画日記その14・・・エイリアン3

こんにちは。急に暑くなってバテ気味のCHISAです。先週と今週は配信で映画を見ました。まずは「悪魔の棲む家」。幼いクロエちゃんがかわいかった。リメイク元も見たいなぁ。次は懐かしの「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」。一緒に見ていた家族がひたすら怯えていたのがちょっと羨ましいかったです。初見は映画館でしたが怖かった!記憶を消してもう一回あの時の恐怖を経験したいです。最後に15分の短編「ザ・ブラック・ベア」。クマが住む自然公園で起きた惨劇。容赦がないスプラッターですが、何故かクマさんだけがかわいい着ぐるみです。狂気じみた笑いと恐怖で特におすすめです。6月1日からユナイテッドシネマが再開しましたね。配信も手軽でいいけれど、久しぶりに映画館に行きたい!
という事で今週は「エイリアン3」です。1992年公開。監督はこれが映画初監督作だった「セブン」「ゴーン・ガール」のデビッドフィンチャーです。
ストーリーは前作のなんと90年後!ハイパースリープ状態のリプリーたちを乗せたスラコ号(前作で乗っていた脱出艇)は突然の事故発生により流刑惑星「フィオリーナ161」に不時着し、労働矯正施設の囚人たちによって助け出されます。事故によってスラコ号の唯一の生存者となった事を知ったリプリーは仲間の死を悲しみ、地球からの救助を待つことに。そんな中、脱出艇に潜んでいたフェイスハガーが施設の犬に取り付き、再び惨劇が起こるのでした…。
女性キャラクターたちが魅力的だった2とは対照的に、3の舞台は流刑惑星なので、男だらけのエイリアン退治なので絵面はちょっと地味ですが、とにかく出てくる男性がみんな色っぽい。中でもCHISAのお気に入りは刑務所付の医師のクレメンス。ちょっと腫れぼったいまぶたが印象的で、色素の薄い大きな瞳、死体を開き淡々と検分する静かな表情が素敵
囚人たちは戒律の元で静かに生活をしているのですが、突如現れたリプリーの存在に戸惑う様子がいいです。特に囚人たちのリーダーのディロン。メガネをかけ、最初は穏やかにリプリーを受け入れますが、禁欲がかすかに揺らぐ様子や、所々の局面で見える少しの粗暴さ、理性の奥で揺らめく野性がセクシーです
エイリアン2ではウォーリアが大量に出てきましたが、今回はドッグエイリアン1体だけです。前半は全身はほとんど見せずに、囚人が一人、また一人とやられていきます。1のような美しい恐怖の象徴…というよりは、スリラーを見ているみたい。不思議とエイリアンではなくシリアルキラーが一人一人酷い殺人をしているような印象でした。でも後半で初めてドッグエイリアンの全身が見えた時に思ったのは「あ、犬だ」(見ながらメモを取っていたのですが、後で見直したら「動くと犬だね」と書いてありました)今回のエイリアンは犬由来なので四つ足なのです。四つ足で走り、ぐんぐんと囚人たちを追い詰めます。矯正施設なのでまともな武器も無く、わちゃわちゃと逃げる囚人たち。これです!銃で応戦するのも悪くはないのですが、非力な人間とエイリアンが対峙する絶望感が怖い
追いかけっこをするシーンも、犬…じゃないエイリアン視点になったりと、スピード感があって楽しい場面が続きました。宗教的な味付けのサスペンスになったり、ちょっと変わった動物物のホラーっぽくなったり、リプリーが聖母みたいになったりと、不思議に楽しい映画でした
そういえば昔、北大通りにあった小さな古着屋さんのレジに「エイリアン2」のパワーローダーのおもちゃが置いてありました(小さな、本当におもちゃみたいなやつ)。「エイリアンだ!売り物ですか!?」と聞いて店主とエイリアンの話になり、奥からエイリアン3のパンフレットや4のラストに出てくるニューボーンエイリアンと2のチェストバスターのキーホルダーを出してきて安く売ってくれました(ニューボーンエイリアンは周りには大不評でしたが、お気に入りでお弁当袋につけていました)。グレムリンのおもちゃとかも置いていたなぁ…。もうお店はなくなっちゃったけど、いい思い出です。
さぁ次はエイリアン4です。かわいらしいウィノナ・ライダーと、水中を泳ぐエイリアンです!これも久々に観るから楽しみ