●こんにちは。３密の職場で働くＣＨＩＳＡです☆出勤要請があったりなかったり、時々自宅で資料作りをしていたりと落ち着かない日々を送っています。家にいる時間が前よりも少し多くなったので、今さらながらゲームの「青鬼（一昔前に流行った、巨大な顔の青鬼から逃げる携帯ゲーム。クロックタワーみたいな印象です）」をやってみたり、だいぶ前にやっていた「ＤＥＡＤ　ＳＰＥＳＥ（石村という採掘船が舞台のホラーゲーム）」をやり直しては怖さのあまり頓挫しています。
●自粛期間という事もあり、何かやりたいなぁ…という事で「エルム街の悪夢を全部見る！」「エイリアンのシリーズを全部見る！」「スティーブンキング原作の映画祭り！」「怪談物の映画祭り！」などなど脳内会議を繰り広げた結果、「エイリアンのシリーズを全部見る！」をする事にしました。決して詳しくはないしマニアでもないけれど、エイリアン好きなんです。１が一番好きだけれど、２～４もプロメテウスもコヴェナントも好きエイリアンＶＳプレデターはどうしようかしら、エルム街の悪夢も今度全部見直したいなぁ、キング原作物も好きなものが多いので、これもそのうちやりたいなぁ…クリスティーンとか、バトルランナーとかも見たい。という事で、今週は「エイリアン」です。
●この作品に出合ったのは、レンタルビデオ屋さんだったのか、パルコで見かけたギーガーのイラスト集（当時のお小遣いではとても買えませんでした）だったのかは覚えていませんが、何度となくＶＨＳやＤＶＤを借りました。リアルタイムで見れた人が羨ましい、大きな画面で見てみたいと思っていたので「午前１０時の映画祭」で上映された時は嬉しかったです。２０１５年に札幌プラザ２・５でやっていた爆音上映も見に行きました。確か爆音上映はブルースブラザーズ→エイリアン→エイリアン２の素敵な３本だてでした♥
●名作中の名作なので説明不要とは思いますが、１９７９年に公開のＳＦホラー。監督はリドリー・スコット、脚本は「バタリアン」のダン・オバノン。惑星で採取した鉱石を載せ、地球に帰還する途中の宇宙船ノストロモ号。ハイパースリープから覚めた７人の乗組員は、コンピューター「マザー」から知的生命体からと思われる信号を受信したと知らされます。信号の発信元を探す羽目になったリプリーたちは発信源と思われる巨大な宇宙船を発見。中に入ると大きな宇宙人の化石と無数の卵のような物体が。乗組員の一人、ケインが卵に近づくと、突然卵の上部から手のような形状の生き物が彼の顔に張り付きます。宇宙船にもどり一晩経つと、どうやっても剥がせなかった未知の生き物はケインの頭から離れ死骸になっています。ケインの無事に安堵する乗組員たちでしたが、船内には狂暴な宇宙生物が…というあらすじ。もう、ああ好きと、終始にやにやしながら鑑賞していました。
●巨大宇宙船の、生物の体内のような空間にそびえる巨大な宇宙人「スペースジョッキー」の美しさに、羊水のような液体の中で何かが蠢いているのが透けて見えるスペースエッグ。最初の犠牲者「ケイン」の頭に張り付いているフェイスハガー。フェイスハガーの足（手？）は痩せている男性の手を連想させ、まるで両手で頭を掴まれているよう。そしてある目的のために口はこじ開けられて器官に直接酸素を送り込まれ、長い尾のような部分は死なない程度の強さで、だけどしっかりと首を締め付けて…ときめきます。しかもフェイスハガーに傷をつけると血液のように強酸が滴るのです。生かされつつも死と隣りあわせで…最高です♥
●成体になったエイリアンと乗組員達が遭遇するシーンも全部好き。ブレッドが猫のジョーンズを探すシーンでの息苦しい程の沈黙の中、かすかに響く鎖が揺らめく音。降り注ぐ水と、ジョーンズの目に映るあの美しくも恐ろしい光景。通気口の中でのシーンでの、まるで抱きしめるようなエイリアンの仕草、女性乗組員ランバートの足に静かに巻き付くエイリアンの尾。私の中の「ホラー映画で殺されたいランキング」１位が、この１作目のエイリアン「ビッグチャップ」です（次点もしくは人型部門の1位がフレディ・クルーガーです）。ぬるりと滑らかな頭部には頭蓋骨が透けて、粘液が滴る口元は凶悪で美しい。ああ触ってみたい♥
●あと、今まではあまり印象は強くなかったのですが、見直してみると乗組員の一人「アッシュ」が怖かった。科学部門の乗組員なのですが、何を考えているのか読めない表情や、仕草の、冷静だけど底が見えない感じが怖い。彼が狂暴性を見せる、あるシーンでは、思わず「うわぁ」と声をあげて一時停止してしまいました。エイリアンはうっとりしてしまうような美しさと恐ろしさだけど、アッシュは身体が冷たくなるような怖さ。どちらも大好き♥
●という事で、大満足の１作目鑑賞でした。やっぱり好きですエイリアン。今回はハートマークが溢れる感想でした！次回のエイリアン２に続きます！