057:たまには正しくない温泉にも入るのです

まずは12月5日に出題した「この動画はどこの温泉でしょうか」という問題の回答から。いつものように到着順に紹介するね。
白石区のみーさんちゃん(48歳)「東大沼温泉、留め湯。12年位前に家族で泊まりました。2歳の息子と入った思い出の温泉です」
函館市のたかぴーちゃん(54歳)「東大沼温泉の旅館、留の湯です。動画は「安政の湯」ですね。もう一度入りたいです。留の湯の閉館を知って、何度か通いました。最後の頃には旅館で使っていた什器を「お持ち帰り下さい」と、待ち合い室に出していました。永く続いた温泉がなくなるのは本当に切ないですね」
置戸町のQちゃんさん(54歳)「東大沼温泉旅館留の湯(安政の湯)。やっと電波の届かない所から帰ってきました!滝乃家は解りましたけど新見は降参でした。今回の問題、留の湯だと思います。閉館ですってね。凄く残念です」
江別市の元林檎並木街の住民さん(51歳)「東大沼温泉留の湯の安政の湯。留の湯の中で安政の湯が一番でした。いつもお世話になっているカヌーハウスで「留の湯に入るなら安政の湯。あちこち直るよ」と教えてもらってからは安政の湯一筋でした。長いことシャワーとカランが故障していたので「ホントにやる気ないなあ。混まなくて良いけど。」と思っていたところ、3年前のリニューアルでようやく直って「やる気だ」と思ったのに突然の廃業となり残念です。先月お別れ入浴してきましたが、地下水が入り込んでいるとかで、いつもの当たりの柔らかなお湯が雪解け水の影響がある5月頃のように温かった。季節によって温度が変わるところも良かったんですよね。さよなら安政の湯。今までどうもありがとう」
手稲区のチビコちゃん(49歳)「東大沼温泉、留の湯。なかなか応募できずにウズウズしていましたが、私の中で印象深い温泉が登場してくれました。コロナの影響で大変な世の中ですので、健康にご留意してお過ごし下さい」
西区のホドリちゃん(45歳)「東大沼温泉にある留の湯。大好きな宿の、大好きな湯(安政の湯)だったのに。もったいないし残念すぎます」
西区のみいちゃん(42歳)「東大沼温泉、留の湯の安政の湯だと思います。11月に閉館することを知り慌てて10月末に訪問させていただきました」
西区のヨダレマンさん(45歳)「東大沼温泉旅館留の湯。大好きな温泉でした。最後に三谷さんにご挨拶できて良かったです」
帯広市の花火好きパパさん(49歳)「東大沼温泉旅館留の湯。160年の歴史に幕を閉じたのですね。非常に残念ですね」
東区の秀俊さん(54歳)「東大沼温泉留の湯。安政の湯でしょうか。猫に会いたかったです」
栗山町のたまきちさん(61歳)「東大沼温泉、旅館留の湯の安政の湯。先月で休業?廃業?どちらでも残念です。ゆっくり温泉したくてもコロナで自粛。今の時期セトセ温泉なんかいいね」
東京都のいっこーさんさん(71歳)「東大沼温泉、留の湯。なかなか難しかったです。とりあえず最後までチャレンジします」
というわけで正解は「留の湯の安政の湯」でした。白石区のみーさんちゃんは「留めの湯」と変換した後で、間違って「め」じゃなくて「の」を消してしまったのかな(笑)。留の湯のことを「旅館」と書いている人は厳密にはどうなんだろ。宿泊はやったりやらなかったりだったし、どちらかというと合宿とかビジネス用の簡易宿だったんだよね。本の場合は布団の上げ下げみたいな旅館の基本的なサービスを常時提供できない宿は旅館として紹介できない不文律があるからね。まぁ、紙と違ってwebは取り決めなんて無視した無法メディアなので、ここではよしとします。
ということで、正解者(みーさんちゃん以外)の中から、エイヤッと厳正なる抽選をした結果、当選したのは西区のみいちゃんです。おめでとー。ぱちぱちぱちーっ。何か送るので待っていてくださいね。
今回は仲入り前なので、特別にもう一人。エイヤッ、と引いたのは、西区のヨダレマンさんです。おめでとー。こちらは特別賞ということで、もらってもあまり嬉しくないかもしれないものを送るので、使えたら使ってくださいね(笑)。
ちなみに、おいらが通い始めた頃の留の湯は先代の三谷福吉さんがやっていて、「安政の湯」なんて呼び方じゃなく、「湯治湯」と呼ばれていたんだよね。「公衆浴場」「宿泊客専用浴場」「湯治用浴場」の3か所の浴場があったわけで、当時は三カ所とも自然湧出だったのです。「安政の湯」はほかと源泉井戸が違うので、今でも自然湧出している貴重な温泉だっただけに、最後に浸かってきた次第。まさしく、安政年間の地図に「留メノ湯」と記してあるわけで、昭和40年代はほとんど休館していたとはいえ、160年の歴史ある温泉が閉まるのはしのびないのでした。おれが金持ちだったら、全部買って、どこもいじらずにそのまま続けるんだけどなぁ。
今回の問題です。えっ。今回でお休みなのに、まだ問題あるの?と、驚いたでしょ。むふふ。あるのですよ。動画は2本。ご丁寧に、塩素を入れている貼り紙まで映しているので「正しくない温泉」です。しかも、大浴場じゃなくて、家族風呂です。難易度が増したかな。さあ、何温泉にあるなんという湯宿でしょうか?
わかった温泉ファンは動画の下の応募フォームから参加しておくれ。締め切りは2020年いっぱい、としとこうかな。過ぎても大丈夫かもしれないけど。正解と当選者の発表は2021年のいつか、ホームページがリニューアルして再スタートした折。再開する時はメールマガジン「いい旅ニュースレター」でお知らせするので、未登録の人は本誌葉書で申し込んでおくようにね。抽選で1名様になにかプレゼントしちゃうので、どんどん応募してねん!!

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