044:こんなのはじめてbyひで

道北っていい旅や温泉番長に登場する温泉がほとんどないですよね。おまけに札幌から結構遠い(稚内は函館よりさらに遠い)ので、訪れる機会が少ない人生を送っていました。
でも、うちの次男は皮膚が弱く荒れてまして、そうなると気になりますよね、豊富温泉。10月に入り、行楽シーズンも最終週(11月から冬モード)に、豊富温泉へ向かいました。
オロロンラインは、車も少なく快適です。真新しい道の駅を発見したので、トイレ休憩によりました。『おびら鰊番屋』という道の駅で、海産物や、地元の農作物、カフェもあり洒落た道の駅です。道を挟んで向かい側が公園になっていて、小柄なおじさんの銅像が見えたので、近づいてみると、なんと松浦武四郎でした。
『こんなに小柄な人なんだ!』とちょっと驚きです。昔の人は馬力ありますよね。

さてさて、やっと豊富温泉へ到着。白木くんのエッセイに登場した『ふれあいセンター』の駐車場へ車を停めて降り立つと、『ん! 石油臭い』。センターの横には、ミニ油田みたいな設備もある。どんな温泉なんだろう…。センターへ入って受付を済ませると、受付のお兄ちゃんが色々と説明してくれました。風呂は一般用と湯治用があり、湯治治療相談室がある。まあ、次男の湯治目的なんだからと思い、湯治用の浴場へ。ガラリと戸を開け、浴室へ入ると、10人も入れば一杯になる浴槽に、真黒でテカテカ光る、原油っぽいお湯にオイルフェンスまで張ってあり、6人ぐらいのオジサンたちが湯浴み中でした。

石油臭とテカテカのお湯、さらにオジサン達に少し気後れしながら、湯船に入ると、めちゃめちゃキョロキョロ見回してたので新参者だとすぐに気づかれ、『このオイルフェンスは油が多いときに使うんだよ』とか、『ペットボトルに入っている油は、体に塗るんだけど湯治相談室で効くか聞いてから使ったほうがいい』などと親切に教えていただきました。
次の日も、温泉に浸かりお昼は、温泉の食堂ではなく温泉の裏手のスキー場のロッジにある、『夏カフェ』という店へ。この店、ご夫婦で湯治に来ているシェフが3か月間だけオープンしているみたいです。リーズナブルな料金で、ちょっと洒落た味噌カツ丼がおいしかったです。
帰路、ちょっと遠回りして、サロベツ湿原へ寄りましたが、そのだだっ広さに久しぶりに興奮して。『でっかいどぉ、北海道』ってフレーズが浮かんでしまいました。

湯治客はもちろん、温泉のお兄ちゃんも、カフェのご夫婦、ぽっけの従業員さんもみんな湯治目的で、豊富へ来ているのだろうと思います。皆さん真剣に湯治しているハズ。そう考えると普段の温泉と違って、気楽じゃないかなと…。でも、休憩所が広くて、1日中ゴロゴロできたし、ご飯もおいしかったので、また、行きたいと思っています。