●道北っていい旅や温泉番長に登場する温泉がほとんどないですよね。おまけに札幌から結構遠い(稚内は函館よりさらに遠い)ので、訪れる機会が少ない人生を送っていました。
●でも、うちの次男は皮膚が弱く荒れてまして、そうなると気になりますよね、豊富温泉。10月に入り、行楽シーズンも最終週(11月から冬モード)に、豊富温泉へ向かいました。
●オロロンラインは、車も少なく快適です。真新しい道の駅を発見したので、トイレ休憩によりました。『おびら鰊番屋』という道の駅で、海産物や、地元の農作物、カフェもあり洒落た道の駅です。道を挟んで向かい側が公園になっていて、小柄なおじさんの銅像が見えたので、近づいてみると、なんと松浦武四郎でした。
『こんなに小柄な人なんだ!』とちょっと驚きです。昔の人は馬力ありますよね。
●石油臭とテカテカのお湯、さらにオジサン達に少し気後れしながら、湯船に入ると、めちゃめちゃキョロキョロ見回してたので新参者だとすぐに気づかれ、『このオイルフェンスは油が多いときに使うんだよ』とか、『ペットボトルに入っている油は、体に塗るんだけど湯治相談室で効くか聞いてから使ったほうがいい』などと親切に教えていただきました。
●次の日も、温泉に浸かりお昼は、温泉の食堂ではなく温泉の裏手のスキー場のロッジにある、『夏カフェ』という店へ。この店、ご夫婦で湯治に来ているシェフが3か月間だけオープンしているみたいです。リーズナブルな料金で、ちょっと洒落た味噌カツ丼がおいしかったです。
●帰路、ちょっと遠回りして、サロベツ湿原へ寄りましたが、そのだだっ広さに久しぶりに興奮して。『でっかいどぉ、北海道』ってフレーズが浮かんでしまいました。