014:新十津川駅〈札沼線〉52秒/43秒

滝川ICで高速道路を降りて、新十津川駅へと向かう途中、金滴酒造の古い建物が目に入ったので、立ち寄ったら、おおっ。キハ40の新商品があるでないの。新発売「酒粕ラーメン、キハパッケージ」(ラーメン2個入り650円)ですと。なんじゃ「キハパッケージ」って。JR北海道商品化許諾済になってるけど、JR北海道も、よく、こんなトンチンカンなネーミングを許諾したなぁ。普通に「キハ40パッケージ」でいいじゃん。内燃式気動車の3等普通列車だけだったら、特急も入れて山ほど種類があるでしょうに。うーん・・・。

とか言いながらも、買っちゃったよ。ふたつもね。キハ40好きとしては見過ごせないわけで、ああ、でも、このあと行く、新十津川駅前の寺子屋でも売っているとしたら、どうせなら寺子屋で買いたいなぁ。ああ、でも、寺子屋で売ってなかったら困るし、ってんで、とりあえず2個買った次第。結果、寺子屋では扱っていなかったので、買っといて正解だったんだけどね。ちなみに、味は「びっくりするぐらい美味かった」なり。麺にも(麺は富良野の佐々木製麺所)スープにも酒粕が使われているので、酒粕の香りがたまらないこと。ワカメとか海草を入れると塩味が引き立ってより一層美味いです。
それにしても、金滴酒造。ほかにも買い物をして、帰り際、責任者と思われる人物に「水はどこにあるのですか?」って訊いたら、「見えないところだよ」だって。続けて「まさか、その辺の沢水を引っ張ってきてるわけじゃないからさ。地下水だから、見えるわけないでしょ。あんた、そんなことも知らないの?」だって。はぁ? 日本酒の酒蔵の命って水なんじゃないですか。原材料も地元の米じゃなくていいし、仕込む人(杜氏)さえ地元の人じゃなくてもいいわけで、唯一、「酒蔵がそこにある証し」ともいえるのが、敷地内から湧く水なのだよ。だからこそ、その水を味見させることは酒蔵の矜持であるはずなのに、水はどこから出てるのかと聞いたら、「そんなおかしなこと聞くなよ、バカ」みたいな人を小ばかにした上から目線。日本酒の酒蔵を50軒近く回ってきたけど、こんなこと言われたのは初めてさ。作り手の横柄な態度は味に出てしまうと思うよ。きっと。
不愉快な気持ちで新十津川駅前の寺子屋に行ったら、店に入る前にいきなり笑ってしまった。キハ40カラーリングの自動販売機があるんだもん。こんなの初めて見た!!

寺子屋の三重子ちゃんと語り合っていたら、このあと、臨時列車がやってくるとのサプライズ情報をゲット。知らなかったぁ。持ってるなぁ。てなわけで、法被姿の地元の人たちや子供たち、ゆるキャラなどが踊ったり太鼓を叩いたりして出迎える様子を見ることができたのでした。新十津川村、頑張ってるなぁ。また、少し、好きになったよ。