●違う。おいらはそっち側じゃない。と、いつも思ってしまうのが撮り鉄の皆さんだ。彼らは線路沿いに三脚を立てて、ラッセル車が来るのを何時間でも待ち続けていたりするでしょ。駅舎撮影がお目当てのおいらは、たまたま汽車が滑り込んできたら撮るけどさぁ、ぐらいのスタンスなので、汽車を撮るために2時間待つ、なんて気力も根性も持ち合わせていない。その時間はすべて駅周辺の観察に使いたいと思うしそうしている。
●そんなおいらだけど、これだけはやめられないというのが、並走動画撮影なのだよ。自分で運転しながら手持ちカメラで撮影するので、アングルはぐちゃぐちゃだし、車の窓を全開にしているので音もほぼ風の音だ。それでも、ワンカットで、どれだけ長く並走動画を撮れるのかに勝手に燃えている。すると、線路わきに三脚を立てている撮り鉄さんも、並走する汽車の窓からこちらを見ている乗り鉄さんたちもすべて写っていたりする。運転席側の窓から撮影しているので対向車が来ると汽車との間に写りこむし、道路と線路の間にある家も畑もビニールハウスもすべて写るけど、それがいいんよ。今回は廃止カウントダウン中の札沼線の新十津川駅発の「始発」が最初の駅、下徳富駅に着くまでを追いかけた3分19秒也。ノーファインダーで、たぶん写ってるんじゃないかなという感覚だけで撮影したんだけど、おおっ。ちゃんとフレームにおさまっていたぞ。信号も一時停止もない道で、なおかつ前方にのろのろ運転の車がいなかったからこそ撮れた奇跡の動画をご堪能あれ。
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