002:北海道いい旅研究室2

あざらし いい旅1が1999年5月10日発売で、いい旅2が2000年1月21日発売ってことは8か月で出したってことかぁ。
ぶぶまる 36歳のあんたはやる気があったんだよ。それが今じゃどうなのさ。さっさと17号を出しなよ。7月に出したらいいんじゃない?
あざらし うるしゃい!! 勝手なことをぬかすな、問題児め。いい旅2はいろんな意味で画期的だったんだ。まず、特集を組んだのです。
ぶぶまる 北海道の混浴温泉特集だね。ぶひひ。
あざらし 創刊号は特集なしだったからね。できれば特集に頼らないコラムマガジンを作りたかったんだけど、試しに混浴特集を組んだら、売れ行きが全然違ったのでびっくらこいたよ。
ぶぶまる へーっ、売れたんだ。
あざらし 創刊号はびびって1500部とかそんな刷り方だったけど、2号はいきなり5000部刷ったのに売り切れたからね。印刷もオンデマンドじゃなくて、ちゃんとオフセットにしたし、そうそう、2号からカラーページも登場したのさ。ページも増やしたし、創刊号のオールモノクロペラペラ号と比べたら「本らしくなった」んじゃないかな。マスコミでも大きく取り上げられたし。
ぶぶまる あざらしくんでも、そーいうの、うれしいんだ?
あざらし そりゃあ、うれしいさ。読売新聞で大きく取り上げてくれた時のタイトルが「山椒は小粒でもピリリと辛口」って、いいでしょ。うれしかったなぁ。
ぶぶまる ふーん。表紙の温泉はどこ?
あざらし 恵山の浜の湯。あの雰囲気が、混浴特集に一番ふさわしい温泉だと思ったんだろうね。まだ、ぶぶまるじゃなくて、タヌキ犬のちーしゅくんの時代さ。
ぶぶまる ぶーっ、気に食わないなぁ。でも、最初のページは好きだよ。

あざらし 自分で描いておいてなんだけど、このレタリングとか味があっていいよね。
ぶぶまる まだ、ふるっぷ温泉福田温泉小金湯パークホテルもあった時代なんだね。
あざらし 留寿都の寿楽荘もあったし、翁荘仁伏保養所蟠渓健康センターもあった頃さ。
ぶぶまる 創刊号は温泉の話題がほとんどない旅の本だったけど、2号から温泉中心の本にシフトチェンジしたってこと?
あざらし そんなことないよ。いい旅版噂の真相では弘栄堂地下鉄店の染川店長が「ガイドブックと実際はどう違うのか」を検証しているし、第1回いい旅会議とかいい旅じゃあなるにページをさいているし、特集が混浴温泉ってだけで、あくまでも旅の本だよ。
ぶぶまる 世間はそうは思ってないけどね。ぶひひ。そうだ、また混浴特集やったら売れるんじゃない?
あざらし もう10軒もないから、特集にならないよ。無理やり軒数を増やそうとしたら野天風呂特集になっちゃうしなぁ。
ぶぶまる もう思い出話にひたらなくていいから、さっさと新しい本を作りなよ!!
あざらし ぶーっ。