●こんにちは。久し振りに「マーダー・ライド・ショー」を見たら、どっぷりと疲れちゃったCHISAです。時々無性に見たくなるけれど、あまりにこってりとした悪趣味でお腹いっぱい、当分見ないぞ!と思うけれど半年くらい後にまた見たくなって……という事を、ここ数年繰り返しています。
●あとは最近見たのは「パラサイト・バイティング 食人草」(地味だけれど結構怖かった)と、ドラマ版の「スクリーム」も見始めました。まだ第2話までしか見ていないけれど先が楽しみです。
●という事で今回紹介するのは「マーダー・ライド・ショー」(原題はHouse оf 1000 Corpses)。監督はリメイク版「ハロウィン」や「ロードオブセイラム」のロブ・ゾンビ。あちこちの変なスポットを取材している2組のカップル(オタクくんと文系少女)は、「フライドチキンとガソリンあります」「スポールティングの化け物博物館」と書かれた不気味な店に立ち寄ります。店に並ぶ悪趣味な品々や、ライド型お化け屋敷風にシリアルキラーを展示している「マーダー・ライド・ショー」にオタク君2人は大はしゃぎ!文系少女(これがまた絶妙にかわいくない)は渋い顔。店主に教えられるがままに、伝説の殺人鬼にまつわる「絞首の木」を探しに車を走らせたり、途中でヒッチハイクをしているブロンドの美女を拾ったりしていると、何者かによってタイヤをパンクさせられ車は立ち往生してしまいます。ブロンド美女の兄に車を牽引してもらい、車が直るまで彼女の家で待つことになりますが、彼らを待ち受けるのは……!!
●田舎に迷い込んだ若者たちが悪の一家にやられるという、よくある「悪魔のいけにえ」的なストーリーです。とにかく悪趣味が盛り沢山で殺人鬼一家も一人ひとりキャラクターが立っていて魅力的です。特に金髪美女ことベイビー・ファイアフライと兄のオーティス!シェリムーン・ゾンビ演じるベイビーは、白くしなやかな身体に柔らかそうなお尻(ルームウェアから除く背中からお尻の割れ目までのラインは最高💛)で、とってもきれいな顔にとっても邪悪な表情。なによりけたたましい笑い声が印象的。うるさい笑い声は好きじゃないけれど、彼女の甲高い笑い声はクセになります。これを聞くために、この映画は必ず字幕で見ています。
●粗暴な兄のオーティスを演じているのは「悪魔のいけにえ2」のチョップトップことビル・モーズリィ。縛られているチアリーダーを前に熱く演説をしている所は怖かった!畳みかけるように続くこの一家の凶行を見ていると、段々何かが麻痺してきます。オタク君たちを家に招き入れた後も邪悪さを1ミリも隠さないところが好き。
●あとは何と言っても「スポールティングの化け物博物館」店主のキャプテン・スポールティング!ピエロのメイクをした、クマのような大男です。ぎょろりとした、白目も黒目も大きな瞳と、オレンジの2つや3つくらいは丸ごと食べられそうな大きな口。人懐っこそうに話をしていても何故か怖いです。笑顔も怖い♪真顔も怖い♪彼が出て来る場面は決して多くないですが強烈に印象に残ります。特にお店に強盗が押し入るオープニングなんて最高です💛
●悪趣味で、ユーモラスで、グロテスクで、場面によっては神々しくもあり、ロブ・ゾンビの趣味がぎゅうぎゅうに詰め込まれたハイカロリーな映画でした。胃もたれを覚悟して、フライドチキンとビールを片手に楽しみましょう♡
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エゾモモンガ白書