●文章を書くのは苦痛だ。それ以上にこの複雑でややこしくまどろっこしい社会で生きていくというのは苦行のようでもある。
●決まりや規則が幅をきかして、筋の通らない物事をゲンコツで片付けてしまえる世の中は過ぎ去ってしまった。働いて金をもらい、家賃生活費税金保険料等を支払い人生は進んでいく。あまりにもせわしなく。
●家族があれば諸問題はささやかな幸せというもので清算できない程の疲労を運んでくるのだろう。皆、日々の生活で一杯一杯なのだ。飲み屋でもう一杯もう一杯と下品に往生際悪く周囲を不快にさせるサラリーマンも悪くはないのだ。複雑に管理された社会が悪いのだ。
●とにかく、その上で文章を書くなんてのはバカげているし、変態マゾヒスト的にも思える。しかし世に活字はあふれているのですね。
農業見習い中
白木哲朗のエッセイ百番勝負