012:ウンチが引っこみました

 

ぶふまる●どうせ毎度同じ顔ぶれなんでしょ。初めての人いる?
あざらし●いるよ。たぶん初めて。埼玉県のともだちさん(52歳)から。
「何年かぶりで二月の連休に一人旅をしました。ホントは小樽、ニセコ方面も予定に入れたかったのですが、出発日が雪まつり最終日前日とあって宿は何処も値段が高く満室状態。一人でも泊めてくれる宿探しが大変でした。航空券も千歳便は高いので、帯広便を選び、車で大雪山を一周するルートに変更しました。初日、快晴の幸福駅に立ち寄ると写真を撮る若者たちが数人と数組のカップル・・・。売店のお婆ちゃんと話していたら団体でドッと外人さんたちが押し寄せて来たので早々に立ち去りました。富良野経由で美瑛に向かう途中で幾寅駅に立ち寄りました。駅前はしっかり除雪されていたけど再開見込みの立たない鉄道に寂しさを感じました。そして美瑛で立ち寄った雪に埋もれた青い池も外人さんだらけ。日本語が聞こえてこなかった・・・。宿泊は白金温泉パークヒルズさん。ネットで最後の一部屋をゲットできたので幸運でした。大浴場にはチェックインの後、日帰り入浴客が多い中で1回と、夜10時に男女の暖簾が入れ替わったあとの翌朝に1回入ったのですが、大浴場のトイレに入ったらマットにいろんなヘアーが大量に落ちたまま。サニータリーボックスは使用済みの女性のアレが溢れていて、さすがにウンチ引っ込んじゃった・・・。人手不足なのでしょうが、暖簾を入れ替えるだけじゃなくて、大浴場のごみ箱やトイレの清掃もお願いします。白金温泉はレベルが低いと思われてしまいますよ。不快な思いで宿を出て、旭川の高砂酒造で季節限定品の日本酒を買い、上川経由でタウシュベツ橋に向かいました。日本語の多さに安心して、すれ違う人と挨拶を交わしながら糠平湖上を歩きました。この日は糠平温泉中村屋さんにお世話になりました。心のこもった夕食、朝食共に美味しかったですし、部屋に配達された牛乳も濃厚で美味しかったです。温泉大浴場も露天風呂も最高でした。トイレも清潔感一杯でゆっくり入れました。古くても手入れをしながら営んでいる宿は魅力的です。売店には地産商品が数多いのも良いですね。わたしは道産のいなきびを買い自宅で白米に混ぜて食べてます。美味しいですねぇ。次回は中村屋さんに連泊しようと思います」
ぶふまる●どーして今頃2月の話をしているのかな?
あざらし●いいんだよ。いい旅の場合、「最近の旅の話」の最近は「過去1年ぐらい」を指すからね。
ぶふまる●ふーん。SNSの世界とは時間の流れが違うってことか。
あざらし●おまえもSNSとか全くやってないだろ。
ぶふまる●まあね。次は?
あざらし●西区の一幸さん(43歳)から。
「術後の復帰戦は登別温泉カルルスです。今回は我ら夫婦に加え両親を伴っての1泊旅行。父親もワタシと時期を同じくして手術・入院・退院の流れにあり、病み上がり感満載の温泉の効能に最大限の期待を寄せた旅となりました。旅初日は朝から快晴。順調に車を走らせ、途中、昼時には、列を成す「かに太郎」をうらめしく横目に、その先の民宿500マイル横の天丼三春で家族4人揃って野菜天丼をかっこみました。衣は妙な脂っぽさはなくサックサク。美味しくいただきました。店の裏はすぐ海。満腹の重い身体にそよぐ海風が最高に気持ち良し。チェックインにはやや早いということで、寄り道。以前から訪れてみたかった登別酪農館へ。建物は元小学校のよう。両親世代の琴線に触れたのか、「懐かしいなつかしい」と建物一連を興味深く見て回っていました。お目当てのソフトクリームは好みの味ではありませんでしたが、乳の風味の濃い、なかなかにスパルタンな逸品でした。のむフロマージュは絶品でした。そろそろ頃合いということでカルルス到着です。ん? 何か提灯がメインの通り沿いにぶら下がっている…まぁ、いっか。宿に着くや、落ち着く間もなく、はしご湯で「ホテルいわい」改め「深山の庵いわい」へ。改装後のロビー、落ち着きます。露天風呂の緑と鳥のピーチクに癒されました。お湯のアレの匂いは残念すぎますが。そんなこんなで、ようやくのオロフレ荘です。60年前から基本変わらぬ宿の外観が好きなんですよね。青空に映えます。裏手の源泉から文字通りドバドバと注ぎ込まれるあたりやわらかなお湯。部屋も使い勝手が良くキレイ。ひと手間掛けた食事は相変わらず美味しい。そして何よりオロフレ荘はスタッフの方々がとても良いのです。細やかなんですよね。夜、湯上りの火照った身体を冷ますついでに、灯りの点いた提灯を観に外へ。やっぱ良い温泉だなーなんて半ば浮かれ気分でスキップするや否や足下「ムニュ」。ウ〇コ踏みました。動物の大きなウ〇コです。おしまい」
ぶふまる●ぷぷっ。連続してウンチの話だね。
あざらし●別にウンチの話がメインじゃないけど、踏んじゃったんだね。ムニュって。
ぶふまる●楽しそうだね。
あざらし●楽しくはないでしょ。
ぶふまる●ぼくはカルルスは寂しい思い出しかないよ。壁に向かって一人でご飯食べた記憶とか・・・。
あざらし●おまえ、突然、カルルスにひとり旅しに行ったけど、なんだったの?
ぶふまる●いろいろあるんだよ、乙女は。
あざらし●ぶひっ。続いては西区のホドリちゃん(43歳)から。
「道南旅行最終日にタクシーに乗りました。運転手さんに旅行中の出来事を聞かれたので、夜景が綺麗だった、海鮮丼が美味しかった、お土産は松前漬けとイカ煎餅だと述べると、『海鮮丼は札幌でも食べられるっしょ! 松前漬けも札幌で買えるんでないの~? カハッ』と私たちのベタな食事とお土産について若干の嘲笑を含みつつダメ出しをしてきたのです。一般的な函館観光ってこんな感じじゃないかー?と思いながらも適当に相槌を打っていました。目的地の函館駅に着く頃、運転手さんが『駅では買えないけど〇〇ホテルで売っている美味しいクッキーがあるんですよ』と、とっておきの函館土産を紹介してくれようとしました。『それはトラピストという男性修道院で作られたクッキーで・・・』ん?トラピストクッキー?トラピスチヌ修道院のなら珍しいからそっちかなぁと思い、名称と食感を確認したところ、トラピストクッキーというサクサクな食感のモノとのこと。冗談で、有名なトラピストクッキーを紹介してくれているのではなく本気の様子。ああ、トラピストクッキーね、美味しいっすよね!ていうかそれこそ札幌で買えるっしょ!と思わずツっこんでしまいました。函館土産の正解を知りたいです」
ぶふまる●正解はイカ羊羹じゃないの?
あざらし●美鈴の土偶クッキーとか、甘太郎とか。頭の悪いマスコミ関係者に限って、街の情報はタクシー運転手が詳しいって勘違いしているけどさ、それは大間違いだからね。そもそも、車を停められるところしか知らないし。
ぶふまる●ぼくよりも道に詳しくない運転手もいるしね。
あざらし●続いては東区の秀俊さん(53歳)から。
「こんにちは。民宿500マイルから影響を受け、部屋の角に斜めに突っ張り棒をつけました。アパートに釘は打てないので、フックと紐でぶら下げることで500マイル風を実現した自信作です。とても便利です♪」
ぶふまる●この人は一体なにを言っているんでしょうか?
あざらし●空間の有効利用についてでしょ。
ぶふまる●部屋の角に斜めに突っ張り棒・・・って、確かにいいアイデアかも。ぼくもやってみようかな。
あざらし●続いては八雲町の北斗マルメロンさん(55歳)から。
「前回は<夜遅い温泉>の投稿でしたが今回は露天風呂についてです。夜の露天風呂で雨や雪が頭にかかると自然を感じ、月や星が見えると宇宙を感じながら温泉にひたるのが至福の時間です。ただ屋根があるとこの楽しみができないので「露天風呂」じゃなくて「露壁風呂」じゃんって思うのですが、あざらしさん、ぶぶまるさんどう思いますか?」
ぶふまる●露天風呂で一番大事なことは屋根がないことじゃなくて、壁がないことだって、あざらしくんが今まで書きつづけてきたこと、この人、読んでないんだね。
あざらし●まあ、仕方ないよ。理想は屋根も壁もないことだけど、一番大事なことは吹き抜ける風を感じられるかどうかだと思うんだ。たとえば曇りの日で、空に景色がなかったとしても、目を閉じると吹き抜ける夜風が心地いいんだよねー。それが内風呂と露天風呂の最大の違いなのさ。内風呂でも大きな窓を開けると露天風呂気分になるでしょ。
ぶふまる●ぼくなんか、最近は露天風呂なんかなくてもいいとさえ思ってるよ。
あざらし●おまえもトシを取ったねぇ。
ぶふまる●今回は以上?
あざらし●うん。ここまで。まだ応募したことがない人も、どんどん書き込んでね!!